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がん保険が降りない癌というものがあります
管理人の場合は前立腺がんでしたが、がん保険に加入しておらず、
医療保険の手術給付と入院給付だけでした(後悔)。
がん保険が降りない癌の話は
時折ツイッターで広まって
落ち着いたらまた広がると言うのを
繰り返している話題です。
内容はというと、
非浸潤がんだとガン保険がでない
契約があるよっていうお話で、
ここ数年は、非浸潤がんも保険が出るものもあるから
一度見直した方がいいよっていう記事です。
この機会に参考にしてみてくださいませ。
ちなみに管理人の義父は
大腸がんでしたが、非浸潤がんで、
20年間保険料を支払っていた
ガン保険からは一銭も出ませんでした。
女性の話ですが、男性も同様の経験をした人が
たくさんいるようです。
保険金が出ずに困っている
以下twitterより
乳がんは乳がんでも、
生命保険が下りない癌というものがありまして困っております
どうもこんにちは。
というわけでですね、
身内が乳がんと診断されて、
てんやわんやな日常を過ごしていたわけですが、
おどろくべきことに、保険屋は、
出る出ると言っていたくせに、
いざとなったらお金を一切支払わず、
文句があるならうちの弁護士と
直接やってくださいという通知が来たので、
腸が煮えくり返る気持ちでいっぱいであります。
古い保険は見直すべき
特に女性の方、
とりあえず今一度保険の見直しを
おすすめするべく記事に。
あとこの女性の保険界隈では
上皮内癌は有名な話なので、
なんだそれは知ってるという方は
これ以上読んでも大した意味はありません。
あ、広告記事とかそういうんじゃないんで。
担当者「癌と名が付けばとりあえず一時金でますんで」
これ保険会社がうんぬんというより、
担当者を詐欺で訴えたら勝てるんじゃないかと
思うんですがどうなんでしょうか。
まさかこんなことになるなんて
思っていなかったので録音とかしてませんけど。
最初、乳がんの疑いがあるということで
医者の診断をうけ、
手術の必要がありますという説明を受けました。
実際に手術をしない限り、
乳がんという病名は実は付きませんでした。
つまりは、
「ほぼ間違いなく乳がんです」
というようなニュアンスで説明をうけました。
保険屋の担当者は口先だけ
そうなのかと、
保険屋にその話をすると担当者は言いました。
「といりあえず癌と名が付けばとりあえず一時金でますんで」
一時金は大きな金額です。
が、まだほぼ乳がんの段階であり、
癌と診断されたわけではありません。
その為、手術が終わらなければまだ
保険金を申請する手続きもできなかったわけですね。
女性特約の保険でしたので、
女性特有の子宮がん、
乳がんと言った部位を手術した
場合に支払われますと、
ペラペラの紙にはそう書いていました。
金額は数百万を超えています。
例えどのような乳がんでも、
女性の胸を切除するわけですから、
軽い、重いに関わらず、
本人にとってはおよそ地獄への
入り口かのような状態の時に、
ふざけた担当者のその一言は、
ある意味救いとなりました。
なぜなら本人はその影響で働けなくなりますし、
動けなくなりますし、
子育てもままならなくなるわけですが、
それでもそのお金があればという考えに
至るのはたやすい事だからです。
手術から病名が確定し、保険の手続き
手術も無事終わり、
入院生活が終わる前に保険の手続きをすませる。
この時、保険の担当者が、
少なくとも「乳がんには保険の一時金が降りないケースがある」と、
たった一言でも言ってくれていたら、
本人もこのあと、
そこまで落ち込むことは
なかったのでは無いかと思っています。
文句は弁護士に言え
当然のことながら、既に支払いを終えて退院。
ある日、保険屋から通知が届きました。
内容は
あなたの癌は、
上皮内癌(非浸潤がん)であるため、
今回の保険料は弊社が定める規定により、
お支払いすることは出来ません。
何かありましたら、
当社で担当して頂いている弁護士の方にご連絡ください。
ないわー。
まじかー。
なんだそれー。
って思うじゃないですか。
保険屋から渡された契約書的な
ペラペラの紙にはそんなの
書いてないんですよねこれが。
そんで、保険屋から渡されているあの
少年ジャンプみたいな分厚い本を開くと、
ありました。
計736ページのうちの1ページの、
女性特約における項目の一文に3行に渡り書いてました。
「ただし上皮内癌(非浸潤がん)は除く」的な事が。
要するに死亡する率が極めて低い癌なので、
お金は払いませんよっていう事らしいです。
スゴイわ。
3行でさらっと書く内容じゃないわ。
ここまでせこい事してくると
思ってなかったわホント。
チラシに保険金は出ると書いてある
支払われないのはそれだけではない
中々エグいことする。
ペラペラの紙にはいいこと書いてあった。
一時金+女性特有の病気の手術には、
特別手術費用(25~100万円)+手術給付金+入院費。
でもって、担当者に聞いたわけです。
女性特有の手術のこの
25~100万円の基準ってなんですかって。
すると手術方法によって変わりますと言われました。
つまり胸を残すのか、
それとも全摘出によってなくしてしまうのかで、
精神的なものに対する費用みたいなものですと、
アホな担当者は言いました。
どんな方法だったのか教えてもらえれば調べてみますと。
「温存療法」と伝えました。
これが書かれた診断書は既に出していましたが、
少なくともこれは出るだろうと
思っていたのは事実でした。
だって担当者も聞いてきたわけですから、
出るのかなって思うじゃないですか。
そして数日たって担当者からこんな一言が。
「非浸潤がんなんで、
今回はでないみたいです。
他にもがん保険とかはいってないんですか?」
oh・・・。
結局毎月数万の保険料を10年以上払って、
癌と申告されてもらえた金額はなんと
16万円。
手術給付金と、入院費のみ。
まさか、保険に入っていながらにして赤字となり、
我が家の貯蓄を支払わなければいけない状況になるとは、
全く思っても見ませんでした。
女性特有の癌とかも
安心の保険なんだと思っていたけど、
そんなのは全部まやかしだった。
放射線治療ももらえないかもしれません。
放射線治療も不適応
これから30日に渡る放射線治療が開始されます。
保険には当然のことながら
放射線治療についても書かれていて、
これに関しては非浸潤がんとか
絶対関係ないだろうと油断していました。
そう別の角度から支払わないアプローチが発生したのです。
それは、放射線量、
合計50グレイ未満にはお支払いしないという。
これまた約款の一部に書かれているやつです。
もちろん700ページを超える約款は
こちらが持っているので、
読んでいないあんたらが悪いという
保険屋の言い分もわかるんですが、
そんなのわかるわけないだろうと。
※ここで放射線量という言葉が
正しいのかどうかはわかりません。
実際に調べてみると、
合計50グレイという数値は、
今と昔とでは微妙に扱いが違うらしく、
30グレイ~50グレイが一般的とされている。
化学療法を用いた場合は30グレイ程度。
また最近では、短期間照射の場合だったとしても、
50グレイ以上の効果を得られるようになったため、
50グレイを下回るケースも多いんだとか。
つまりは、ほとんど支払われませんってこってす。
また、これから5年に渡り
ホルモン療法が開始されますが、
これも出ません。
保険料支払いも停止しません。
これはしょうがないかなと思っています。
調べてみると、非浸潤がんは、
例え悪性で酷い状態のものだったとしても、
全摘出すればほぼ治るくらいの病気
という様なニュアンスで書かれていました。
ただ、停止できないのに、
変更も出来ないという
扱いに困る病気であることは確かです。
いっそのこと上皮内癌はがんではない
という扱いにしてくれたら気も晴れるのですが、
ガンはガンなので保険の変更は停止します。
他の保険屋にうつることも出来ません。
で、もしも生まれ変わったらどこを見直すのか
上記理由から、
要するにもう本人は保険の見直しすら出来ない状態です。
もっとちゃんと調べておけばよかった・・・
と嘆いたところで時既に遅し。
新しいがん保険は違う
そんなわけで、
万が一この記事を見た人が、
これらのことについてきちんと考えていただき、
今一度保険の見直しをしていただければと、
1)上皮内癌(非浸潤がん)に対応のものは多い。
ここ4年ほどで保険も大きく流れが変わってきていて、
上皮内癌でも一時金が1000万とか降りる
保険屋さんが増えてきているみたいです。
言い換えると、4年以上前の保険は、
うちのように何もかも対応していないことが多いです。
この時、上皮内癌対応だからこれにする!
と飛びつくのも危険です。
さすがは保険屋
いくらでも罠を仕掛けてくれていました。
というのも、ガンと一度診断された方にとって
心配なのは再発ですよね。
転移もそうですが、
非浸潤がんはまず転移しません。
再発のおそれがあるにも関わらず、
非浸潤がんで一時金をもらい、
直ってしまった次のガンに、
保険が適応されないようになっているものもあります。
つまり、治りやすい非浸潤がんで
お金をもらってしまい、
いざ浸潤癌(一般的ないわゆる悪性腫瘍)が出来た時、
お金が降りないという
なんとも救われない状況になってしまう
保険もありました。
これには注意が必要です。
どことは言いませんが、
例えば非浸潤がんで一時金を出しても、
そこから3年たてば、
もう一度一時金を受け取ることが
可能な保険もありました。
そのあたり、きちんと確認する
必要があるかと思います。
2)放射線治療は無条件で支払い対象のもの
結局は保険料との兼ね合いもありますが、
50グレイ未満の条件付きのものから、
今は条件がなく、
放射線治療は全て出してくれる保険も結構ありました。
3)担当者は信用するな
保険会社にて、
直接電話で相談を受けてくれる窓口も実はあります。
支払われるその局面に出くわしたら、
担当者の言葉を当てにしてはいけない。
少なくとも、「出る」と言われなければ、
ここまでショックを受けることもなかったんですから。
まとめ
生命保険、意外と色々なところで
見落としているものもあるかもしれません。
10年支払ってきた結果がこれとは、
なんとも悲しいお話です。
また、10年も前の保険なんて
現代医療が大きく変わっているため、
クソも役に立たないということが痛感しました。
というわけでですね、
これを機会に一度、
今一度、保険を見なおしてみてはいかがでしょうか。