私の場合は『頻尿』+『夜間頻尿』+『チョロチョロ』で【残尿感】はありませんが、知り合いには【残尿感】で悩む人がいて、
終わったのにまたすぐ行きたくなったり、少し漏らしたりと困っています。
『残尿感』には何か原因があったり、違う病気が潜んでいたり、複合的な要因があったりと様々なようです。
『残尿感』の原因や対処方法や改善方法を調べましたので、ご紹介します。
目次
排尿障害(尿トラブル)の種類
【頻尿】四六時中、何度も何度もトイレに行く。
【夜間頻尿】少なくとも2回以上はトイレに起きる。
【残尿感】止まらない、終わった気がしない。
【排尿困難】出るまでに時間がかかる出てもチョロチョロ。
【尿漏れ】こらえきれずにもらしてしまう。咳やくしゃみでもれてしまう。
【膀胱痛】尿後に、つーんとしたしみるような痛みがある。
【過活動膀胱】過活動膀胱には、脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こる「神経因性」のものと、それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものがあります。
【前立腺肥大】男性特有のものです。
「おしっこ」くらいで、病院に行くのもちょっと抵抗感があるという方もいらっしゃるでしょう。
お医者さんや看護婦さんに話すのは恥ずかしいと思ってしまいますが、病院のスタッフはプロですし慣れていますのでまったく心配はいりません。
受診するのは「泌尿器科」です。まずはお医者さんに相談してみましょう。
≪【残尿感】の症状≫
出しきった感じかしない。なんだかスッキリしない。尿が膀胱にまだ残っているような感覚を指します。
トイレ行って終わったばかりなのにまた尿を排出したくなる・・・ちょっと水分を摂っただけですぐに尿意を催す。
オシッコもチョロチョロしか出ず、おまけにキレが良くない。
排尿し終わった直後、ズボンのチャックを閉めたとたん尿漏れしパンツを濡らしてしまう。
これはすぐに排尿疾病と判断するほどのことはありませんが、やはり残尿を感じていらっしゃる方に多くある症状です。
慢性的に残尿感を覚えるようになってくると、時には血が混じることもあります。
細菌に膀胱粘膜が傷つけられて、目で見て分かるほどの血尿が出ることもあります。
また、排尿の最後の方や、排尿後に痛みを伴ってきます。よく言われるのが、「つーんとしたしみるような痛み」です。
≪【残尿感】の原因≫
【1】膀胱炎【2】前立腺肥大【3】神経因性に大きく分けることができます。
【1】膀胱炎
「膀胱」は、内面がやわらかい粘膜の袋です。その膀胱が炎症を起こすのが「膀胱炎」です。
外部から大腸菌などの腸内細菌が、尿道をさかのぼって膀胱の中に入り増殖することにより引き起こされる病気です。
膀胱炎を引き起こす腸内細菌は、大腸・直腸に棲んでいる菌ですので、肛門やその周囲には必ずいるものです。
女性の場合は、肛門からまず膣に細菌が棲みつき、そこから、尿道、膀胱、腎孟へと侵入していきます。
また、女性に膀胱炎が多いのは、男性に比べて尿道が短く、3、4㎝しかないため、細菌が膀胱内に侵入しやすいからです。
膀胱炎は、女性にとって大変ポピュラーな病気です。
しかし、男性の膀胱炎は、女性に比べやっかいな病気といわれています。
男性の場合、膀胱炎になるよりも、尿道炎や前立腺炎の方がなりやすく、その理由としては、尿道が長いことにあります。
男性が膀胱炎になる原因としては、まず最初に尿道が菌に感染し、その感染が前立腺にも広がり、そこから膀胱炎が起こることが多いようです。
男性の膀胱炎でも、女性の膀胱炎のように繰り返し起こすことがあります。その原因としては、前立腺に細菌感染が残ってしまうことが挙げられます。
【2】前立腺肥大
前立腺は男性にしかない臓器で、膀胱の出口にあり、くるみほどの大きさで精子を保護する精液の成分を産生します。
前立腺の中を尿が通って出るため、前立腺が肥大すると尿の通り道が圧迫されおしっこが出にくくなります。
年齢とともに前立腺は肥大し、50歳代の男性の約40~50%、80歳以上の男性では80%を超える人に前立腺肥大症があると言われ、男性の老化現象の一種といえます。
しかし、前立腺の大きさと尿の出にくさは必ずしも相関しておらず、前立腺肥大があるからすべての人に治療が必要というわけではありません。
肥大した前立腺が尿道を圧迫して排尿障害、頻尿などの症状が出た場合を前立腺肥大症と呼びます。
前立腺肥大症の症状には尿が出にくいと言った排尿症状、トイレが近い、特に夜間の頻尿や尿に間に合わないといった蓄尿症状、また排尿後も尿の切れが悪い、残った感じがすると言った排尿後症状があります。
病気が進行すると、お酒を飲み過ぎたり風邪薬をのんだりした際に突然、自分の力では尿が出せない『尿閉』という事態になり病院で処置をする必要があります。
さらに進行すると、腎臓に負担がかかり腎不全という生命にかかわる危険な状態になる場合もあります。
【3】神経因性
正常な排尿は中枢、末梢神経によってコントロールされています。
排尿の反射は脊髄と脳幹との反射で生じますが、脳幹より上位の大脳の排尿中枢によっても、排尿反射は調整されています。
したがって、排尿に関与する様々な部位での神経の障害によって排尿障害が生じる可能性があります。
神経因性膀胱とは様々な神経疾患に起因する下部尿路の機能障害を総称したものです。
適切な診断、尿路管理が行われないと腎臓の機能障害(腎不全)を来す可能性があることを常に考える必要があります。
≪【残尿感】の改善方法≫
【1】トイレに行く
尿の排出と共に膀胱の細菌が出て行ってそれで治るということもありますが、基本的には病院へ行き診察をしてもらって、そこから適切な治療を受けた方がいいでしょう。
トイレに行くのを我慢していると、排出されずに細菌が増えてしまうので、我慢せずにどんどんトイレに行くようにしましょう。
【2】膀胱(ぼうこう)周辺の筋肉を鍛(きた)える
頻尿の人は、膀胱(ぼうこう)周辺の筋力が弱くなっている可能性もあります。
まずは、膀胱(ぼうこう)周辺の筋肉を鍛(きた)えるトレーニングを行ってみてください。
「膀胱トレーニング」
加齢や出産は、筋力低下の主な原因です。普段、運動をしない人も気を付けてください。
「膀胱トレーニング」=「おしっこの我慢」です。
尿意をもよおしたら我慢してみてください。
我慢する時間を少しずつ伸ばすと、膀胱の柔軟性が養われ、尿を溜めておける時間が延びます。頻尿の解消と残尿感の解消につながります。
◆膀胱周辺の筋肉を鍛えるトレーニング方法(かんたんです)
「骨盤底筋トレーニング」も併用します。
「膀胱トレーニング」と同時に「骨盤底筋トレーニング」を行なうと、さらに効果的です。
「骨盤底筋トレーニング」と大袈裟な名前ですがこれもとっても簡単なことで、
尿意を感じた時すぐに骨盤底の筋肉『お尻の穴』を10秒程度ぎゅっと締めます。
椅子に座っても立ったままでも、どんな体勢でもできます。
脳から膀胱に収縮を抑える信号が出て、膀胱の緊張がほぐれ柔らかくなります。
結果的に尿道まわりの筋肉を同時に鍛えることにもなります。ぜひ、あわせてやってみてください。
便秘の解消
便秘が原因で頻尿になることがあります。
便秘の便により腸がふくらみ膀胱を圧迫してしまうからです。便秘を解消することが大切です。
ただし、便秘を解消しようとして水分をより多く摂(と)ることは逆効果です。
たとえば、腸内の善玉菌(乳酸菌)を増やしてみるとか運動をするなどの方法で対処してください。
また、ぐっすり眠ることも腸の活動を正常化して便秘解消に良いとされています。
漢方薬やサプリメントを試す
頻尿を治すには、漢方薬やサプリメントを試す方法もあります。
体質に合った漢方薬やサプリメントを選ぶためには、
医師や薬剤師などに相談してください。
試してみるならこのサプリメントをおすすめします。
尿の悩みでは有名な「ノコギリヤシ」を主成分にしたサプリメントが実績もあり安心でしょう。
日本でつくられた成分ではなく、実際に一番使われ、
欧米の厳しい基準に準拠しているノコギリヤシの
サプリメントです
【まとめ】
残尿感の悩みを「老化現象だから」と諦めてしまう必要はありません。
「おしっこに行きたくなったら我慢する」、「お尻の穴をしめるだけ!」と、とても簡単なトレーニングで改善できることがわかりました。
暗闇から一筋の希望の光が差し込んだ気分です。
年齢に関係なく習慣次第では若くても頻尿になってしまうということがあります。
思い当たる方は「おしっこの我慢」や「お尻の穴をキュっと締める」を実践してください。
お金をかけずに試せる残尿感改善方法です。